どんな症状があらわれるの?

重症度や病変部位により、症状の発現は様々です。特徴的な症状として、 下痢、腹痛、発熱、体重減少、貧血などがあらわれます。

クローン病には腹痛や下痢などの症状がみられる活動期と、症状が落ち着いている寛解期(かんかいき)が あります。以下のIOIBDスコアを用いた場合、合計スコアが2点以上で赤血球沈降速度(ESR)値や C反応性タンパク(CRP)値が異常値の場合を活動期、合計スコアが1点以下でESR値、CRP値が 正常の場合を寛解期(かんかいき)としています。

  • ① 腹痛
  • ② 1日6回以上の下痢または粘血便
  • ③ 肛門部病変
  • ④ 瘻孔(ろうこう)
  • ⑤ その他の合併症
  • ⑥ 腹部腫瘤(しゅりゅう)
  • ⑦ 体重減少
  • ⑧ 38℃以上の発熱
  • ⑨ 腹部圧痛
  • ⑩ 10g/dL以下の血色素
  • * 1項目1点として合計

クローン病は寛解期(かんかいき)には健康な人と同じような生活を送ることができますが、活動期が長く続いたり、再燃(さいねん)を繰り返すと手術が必要となる腸管病変ができるリスクが増してくると言われています。
そのため長期間寛解を維持することが重要であり、適切な治療を継続することが大切です。

監修:
東邦大学医療センター佐倉病院 IBDセンター長 鈴木 康夫先生