外科治療に関するQ&A メモを隠す
回答者:東京大学大学院医学系研究科・医学部 臓器病態外科学講座 腫瘍外科 教授 石原聡一郎 先生
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レコード番号 65
登録日時 2019/8/23 11:30 登録者 JIMRO
更新日時 2019/8/23 11:30
更新者 JIMRO

質問 一般的な術後の合併症にはどのようなものがありますか?
答え 潰瘍性大腸炎やクローン病の手術に限りませんが、全身麻酔の手術の直後には出血の危険性があります。臓器を摘出するためには血管を処理するわけですから、術後24時間以内に術後出血の危険性があります。術後3日間くらいは、立って歩かないことも多いので術後肺炎を起こす危険性があります。細気管支の閉塞により、肺の一部または全部にガスが行きわたらない状態になり、痰が詰まって出せず、肺炎になることがあります。1週間目くらいになると縫合不全というような合併症が起こる危険性があります。腸管をつなぐような手術では、どのような手術でも縫合不全になる可能性はあります。これらが一般的な術後の合併症です。このような合併症が起こらなければ、食事を開始し、その後2週間くらいで退院するというのが、普通の術後経過です。それ以外には、術前から持っていた合併症の処置が重要となります。
カテゴリ 術後合併症について
参考図
参考図2

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