外科治療に関するQ&A メモを隠す
回答者:東京大学大学院医学系研究科・医学部 臓器病態外科学講座 腫瘍外科 教授 渡邉聡明 先生
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レコード番号 62
登録日時 2010/12/3 11:25 登録者 JIMRO
更新日時 2010/12/3 13:13
更新者 JIMRO

質問 クローン病の痔瘻の手術で行われるシートン法とはどのようなものですか?
答え シートン法には、ドレナージシートンとカッティングシートンという2種類の方法があります。通常クローン病の痔瘻に対して行われているのはドレナージシートンという方法です。これは痔瘻の瘻孔をペンローズドレーンなどで膿がたまらないように、膿を外へ排液できるように誘導する術式です。一方カッティングシートンというのは、通常の痔瘻の手術の時に使われる術式ですが、ある特殊な糸を使って瘻孔を縛っておくと、瘻孔の前側がつまり縛った側が切れて、肉芽があがってふさがるという術式です。この術式は一般的な痔瘻に対する根治術の1つになっています。ですから、瘻孔がふさがった時に痔瘻が治っていることになります。それに対して、ドレナージシートンは痔瘻を治しているわけではありません。膿がたまらないように誘導しながら、少しずつ肉芽を上げてきて、最終的に肉芽があがったところでペンロースドレーンを取るという方法です。
カテゴリ クローン病の肛門病変について
参考図 Crohn2.jpg (image/jpeg)
参考図2

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