外科治療に関するQ&A メモを隠す
回答者:東京大学大学院医学系研究科・医学部 臓器病態外科学講座 腫瘍外科 教授 石原聡一郎 先生
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レコード番号 60
登録日時 2019/8/23 11:30 登録者 JIMRO
更新日時 2019/8/23 11:30
更新者 JIMRO

質問 クローン病ではどのような術式が行われますか?
答え クローン病の病型が小腸型なのか、大腸型なのかによって違います。つまり、手術適応となる合併症(狭窄・穿孔・出血部位)が小腸にあるのか大腸にあるのかによって異なります。狭窄・穿孔・出血が小腸にある場合は、小腸のその狭窄部位、穿孔部位、出血部位を切除するということが基本的な考え方になります。クローン病は累積手術率、再手術率が高い疾患ですから、栄養療法や薬物療法などの治療法の効果がなかった場合には、20年とか30年という期間中に何回も手術をする可能性があります。従って、小腸の場合にはできる限り短い範囲だけを切除して吻合する、あるいは切除をしないで狭窄の場合には狭窄形成術を行うような術式が選択されます。一方大腸の場合は、大腸の病変がどこにあるかにもよりますが、その部分を切除して済む場合はその部分だけ切除しますが、もし大腸にいくつもの病変が飛び飛びに存在する場合には、結腸亜全摘と言って直腸だけ残して結腸を全部切除するというような手術が行われる場合があります。
カテゴリ クローン病の術式について
参考図
参考図2

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